レスポンシブWebデザインの基礎知識(まとめ)

レスポンシブWebデザインの基礎知識について執筆したのですが、予想以上のボリューム(長文)になってしまいした。それで、当ページを追加し、レスポンシブWebデザインの基礎知識の概要を簡潔にまとめてみました。

レスポンシブWebデザインの基礎知識

1.レスポンシブWebデザインとは?

レスポンシブWebデザインとは、マルチデバイス対応を実現するための、Webサイト制作手法の一つ。

「単一のHTMLソース(ワンソース)で実現できる」「画面サイズを基準にして、コンテンツを最適なサイズ・レイアウトで表示する」等が大きな特徴。

2.レスポンシブWebデザインのメリット

・単一のHTMLソース(ワンソース)でOK

・サイト(ページ)URLも1つでOK

・HTMLとCSSのみで制作できる

・Googleが推奨している

・画面サイズでサイトデザインを切り替えるので、新しいデバイスへの対応も容易

3.レスポンシブWebデザインのデメリット

・既存のサイト(PC用サイト)を活かしにくい

・サイト設計をはじめ、サイト制作に時間がかかる

・パフォーマンス(表示速度)に課題あり

・各デバイス専用サイトより見劣りする場合がある

・IE8以前の古いブラウザに非対応

・他のデバイス向けのコンテンツも読み込んでしまう

・あえてPC用のサイト(ページ)が見たくても見れない

4.レスポンシブWebデザイン以外のマルチデバイス対応は?

・動的配信(Dynamic Serving)

・セパレートURL(Separate URL)

・CMS等の利用

5.レスポンシブWebデザインか? 他の方法か?

マルチデバイス対応としてレスポンシブWebデザインを選択するか、それ以外の方法を選ぶかは、制作するサイトの特性、目的、公開後の運用スタイル、更新頻度、制作費用、制作期間、制作者(チーム)のスキル、経験値等々、様々な要素を十分に考慮して判断する必要がある。そしてその作業は、現在のWeb制作の中で、重要かつ非常に難しい最初の作業の一つだともいえる。

posted on 2015.07.30